Green Wa-torとは
Wa-torはサメと魚の生存競争をコンピュータ上でミュレーションしたものです。その海の3次元的なイメージは穴の開いたドーナツ状の惑星の表面に広がっているものです。コンピュータ上では画面の上端と下端、右端と左端がそれぞれつながった海として表現されます。詳しくはウイキペディアなどをご覧ください。
Green Wa-torはWa-torの海をプラスチックで汚染したときのシミュレーションをするものです。
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Wa-torのシミュレーション
Wa-torの海にはサメと魚がいます。サメと魚は単位時間毎にそれぞれの動きをします。
魚の動き:海は目には見えないプランクトンが豊富なため、魚は自由に泳ぎ回り一定時間毎に繁殖を繰り返します。
サメの動き:サメは海を自由に泳ぎ回りながら、周囲に魚がいると捕食します。一定期間魚を捕食することができないと餓死してしまいます。餓死しなければ一定時間毎に繁殖をします。
Green Wa-torのシミュレーション
Wa-torの動作に加え、Green Wa-torには次の動作があります。
単位時間毎に海がプラスチックに一定の割合で汚染されます。
魚は海を自由に泳ぎますが、プラスチックを餌と間違えて食べてしまいます。魚はプラスチック耐力を超えてプラスチックを食べると死んでしまいます。
サメは賢いのでプラスチックを食べません。しかし、プラスチックを食べた魚か食べていない魚かを見分けることができないので両方捕食します。魚が食べていたプラスチックがサメにも蓄積され、サメのプラスチック耐力を超えるとサメは死んでしまいます。
魚とサメが死んだ後、それらがプラスチックを食べていた場合、プラスチックとして残るか、死骸として残るかをシミュレーションの条件として設定ができます。
Green Wa-torはどのような結末を迎えるでしょうか。
シミュレーションの設定値を変えてお楽しみください。
グラフィックスの説明
水色:サメ
紫:プラスチックを摂取したサメ
緑:魚
黄:プラスチックを摂取した魚
白:プラスチック
赤:プラスチックを摂取したサメの死骸
橙:プラスチックを摂取した魚の死骸
設定値の概要
魚の数:魚の初期値の最大値
魚の繁殖:この単位時間経過毎に魚は繁殖する。最大値。
サメの数:サメの初期値の最大値
サメの繁殖:この単位時間経過毎にサメは繁殖する。最大値。
サメの餓死:この単位時間経過までに魚を捕食できないとサメは餓死する
プラスチック率:単位時間毎に増えるプラスチックの数(最大値)
魚のプラスチック耐力:魚が食べると死ぬプラスチックの数
サメのプラスチック耐力:サメが摂取すると死ぬプラスチックの数
グラフィックス
四角:シミュレーションのグラフィックスを四角形で表す。シミュレーション速度が速い。
イメージ:シミュレーションのグラフィックスをイメージで表す。シミュレーション速度が遅い。
グラフィックスサイズ:サメや魚の縦横のサイズ。大きいほど画像が荒くなる。
時間間隔:シミュレーションの単位時間。小さく設定しても演算が追い付かないと遅くなる。
ルール設定
プラスチックを摂取したサメや魚が死んだときの設定
プラスチックに戻る:プラスチックに戻る。プラスチックには濃度があるが見分けはつかない。
死骸になる:サメや魚が死骸として残る